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 推薦・一般受験を問わず、面接が課せられる人に対しては9月より個別指導が開始されます。
 入室時の挨拶に始まり、志望動機その他の考え得るあらゆる質問を想定して、かなり厳しく行う関係で、例年面接練習中に泣く人も出ます(本当に涙をこぼして泣く、という意味です)が、「お陰で本番は楽だった」と思えるようにしてもらいたいという配慮ですので、ご了承下さい。
  尚、近年求められることの多くなった 「集団ディスカッション」にも2学期以降に対応 しています。
 
 
 
 受験生の中には面接が試験であるということを忘れている不届き者がいる。

 英語や数学などの学科試験とは違い、解答用紙が存在しないので「試験である」ことを認識できない人が多く、毎年自覚の持ち方から教えなければならないのが実情である。単に面接官の質問に答えればいいというものではなく、その答えに“根拠”を求められ、それを的確に言葉にして応じられるかどうかで合否が決まる。そんなことは先刻ご承知かと思いつつも、念を押しておく。

 まず、「受験させて頂いている」という謙虚な姿勢であり、最低限度のマナー等については認識しておく必要がある。

@入退室の際には「失礼します」等の挨拶は不可欠
   お辞儀の際は、指先までピンと伸ばし、腰からきれいに折れるように心掛ける

Aドア・椅子等は両手で丁寧に扱う
   ぞんざいな態度は心象を悪くする

B着席後は背筋を伸ばし、面接官(質問者)の目を見て答える
   別に睨まなくてよいが、目をそらすことで「自信がないのかな」と思われる

C聞かれそうな問題は想定するが、文章を暗記していたのではダメである
   面接では「記憶力」ではなく「適応力」「判断力」が試される

 と、ここまでが最低限度だと考えてよかろう。しかし、これはあくまでクリアすべき最低ラインであって、目標ラインではない。

 
 
(1)志望動機
  志望動機には大別して「当該校を選んだ理由」と「当該学部・学科を選んだ理由」があるが、どういう聞かれ方をしても応じられるだけの万全の準備はしたい。また、漫然と長くなるのは「まとめる力」や「伝達能力」の不足を感じさせるので、簡潔かつ力強いものにしたい。時間的には20秒〜1分くらいが妥当な線だ。

(2)自分史(特に高校時代)の整理、自己アピール
  ※部活・学校行事で自分がどのような役割をしたか、等をよく整理しておく
  知識的なことを問われた場合には、最悪「申し訳ありませんが、勉強不足でわかりません」という返答も可能だが、自分のことについて尋ねられて、よもや「わかりません」とは答えられまい。自分という人間がどんな人生を歩んできたのかを整理してゆくと、必然的に自己を客観視できるようになる。

(3)大学・短大・専門学校で特に勉強したいこと
  ※学業以外で何に力を入れたいか等も答えられるように
  それがバイトであってもサークル活動であっても構わない。要は「なぜ」なのかを適切に答えられるかどうかである。

(4)関心を持っている社会に於ける出来事
  社会に対する関心の有無は、その人の世界を広くも狭くもする。また、単に「何に」関心があるかだけでなく、「どういう方向性から」関心があるか、ということが大切である。小論文同様、そのことに対する問題提起や解決策の提示まで出来ると素晴らしい。

(5)関心を持った(或いは感動した)書籍
  別に高名な文学作品である必要はない。まんがや絵本でも結構であるが、その作品について熱く、かつ、冷静に語れるだけ読み込んでおくことが求められる。勿論、できれば自分が受験している学部・学科と関連のあるものの方が好ましい。

(6)尊敬する人物
  誰であってもいいのだが、歴史上の著名人や両親以外にも想定しておくことが望まれる。中学や高校の先生などはお薦めだ。なぜなら、こっち(君のことだ)は知っていて、相手(面接官)は知らない、という理想的状況であるからだ。勿論、きちんとキャラ設定はしておかねばならない。

 以上のようなことは、どの学部・学科を受験する場合にも質問されやすい事柄なので、絶対に押えておきたい。

 
 

  なぜこんな準備をするのかと言えば、脳内を整理し、自己を客体視することで「キーワードの連鎖」による回答が可能になるからである。どんな質問が発せられるかは、当日その場に行ってみなければわからないわけであるから、「この質問が出たらこう答えよう」と暗記力に頼ってしまうと、全く応用が利かない。できるだけ自分というものを広い視野から客体化することで、あらゆる質問に対して答えられるようになるものだよ。

 それから、認識しておいてもらいたいことが一つある。「5分や10分の面接試験なんかで人間性がわかってたまるか」というのが本音であろうし、面接官たちもそのことは重々承知している、ということだ。その上でほとんど意味を為さないと思われる“人物重視”で合格者を決めているのである。

 よほどオリジナリティがある人は別なのであろうが、試験などというものは何かしらの「物差し」がなければ採点できないし、採点不可能であれば合否の決定もできないのである。皆、合格したいからこそ準備もするのだろうから、変な甘えは極力排除してもらいたい。

 健闘を祈る!

 
 
 
 
 
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